体のサイズの正しい測り方|ウエスト・ヒップ・胸囲など9部位
体のサイズの正しい測り方|ウエスト・ヒップ・胸囲など9部位
体のサイズを正確に測る基本はシンプルです。伸びにくい柔らかなメジャーを用意し、自然に立って、床と水平になるよう肌に沿わせます。締めつけず、息を止めずに目盛りを読みます。
大切なのは、絶対に誤差ゼロの数字を出すことより、前回と同じ位置・同じ条件で測ること。ここでは、ウエスト、ヒップ、胸囲、肩まわり、上腕、太もも、ふくらはぎ、首、手首の9部位を、自分で測る方法を紹介します。
最初に確認:何のために測るのか
同じ「ウエスト」でも、目的によって測る位置が異なります。
| 目的 | 位置の決め方 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 体型の変化を記録 | 自分で毎回見つけやすい位置に固定 | ダイエットや筋トレの比較 |
| 健康リスクの確認 | 健診・医療ガイドラインの方法に従う | 基準値との比較 |
| 服のサイズ選び | ブランドの採寸方法や服を着る位置に従う | 洋服・パンツ選び |
これらの数値は同じになるとは限らず、混ぜて比較できません。
たとえば、日本の特定健診では、立った姿勢で息を軽く吐いた状態のへその高さを測ります。一方、WHOの方法では、最下部の肋骨と腸骨稜上端の中間を測ります。服のウエスト寸法は、パンツをはく位置を指す場合があります。
Conturaでは、長期的に同じ位置を見つけやすいよう、へその2〜3cm上をウエスト測定位置として案内しています。目的に合う方法を一つ選び、その後も同じ方法を続けてください。
測定に必要なもの
- 柔らかく、伸びにくい採寸用メジャー
- メジャーが水平か確認できる鏡、または手伝ってくれる人
- 薄手で体に沿う服、または肌を出せる環境
- 日付、部位、数値を残せる記録先
金属製の巻尺は体に巻かないでください。ゴムのように伸びるひもや、目盛りが消えた古いメジャーも誤差の原因になります。
9部位の測り方
1. ウエスト(腹囲)
両足を自然な幅に開き、お腹の力を抜きます。決めた位置にメジャーを巻き、前後左右が床と水平か確認します。息を止めたり、お腹をへこませたりせず、軽く息を吐き終えたところで読みます。
健康診断の基準と比較する場合は、その基準が指定する位置で測ってください。Conturaで体型変化を追う場合は、へその2〜3cm上にそろえます。
2. ヒップ
両足をそろえるか、自然に近づけて立ちます。お尻が最も突き出している位置を通るようにメジャーを一周させます。横から鏡を見て、背中側で上がったり、お腹側で下がったりしていないか確認します。
測るのは骨盤の一番広いところではなく、お尻全体で最も大きい周囲です。
3. 胸囲・バスト
腕を自然に下ろし、胸の最も高い位置を通して一周します。メジャーは床と平行にし、胸を張ったり息を止めたりせず、普段どおり呼吸します。
なお、下着選びで必要なトップバスト・アンダーバストは採寸目的が異なるため、メーカーの案内に従ってください。
4. 肩まわり
肩の力を抜いて腕を下ろし、左右の三角筋の最も張り出した部分と背中の最も広い部分を通るように測ります。
肩まわりは「肩を一周する周囲」で、左肩から右肩までの肩幅とは別の寸法です。
5. 上腕(腕まわり)
右か左のどちらか一方に決め、毎回同じ側を測ります。腕を自然に下げ、力を抜いた状態で上腕の最も太い部分を水平に測ります。
力こぶを作る「屈曲囲」を測ってもかまいませんが、必ず記録に残し、脱力時の数値と比べないでください。
6. 太もも
左右の足に均等に体重をかけ、太ももの最も太い位置、一般には脚の付け根に近い部分を一周します。メジャーが肌に食い込まないようにします。
左右差は珍しくありません。通常は同じ側を測り続け、けがからの復帰や左右差を見たい場合だけ両方を記録すると分かりやすくなります。
7. ふくらはぎ
自然に立ち、ふくらはぎが最も太い部分を水平に測ります。初回はメジャーを少し上下させて最大部を探し、膝や足首からのおおよその距離を覚えておきます。
8. 首まわり
正面を向き、肩の力を抜きます。首の細く、次回も見つけやすい部分に水平に巻き、のどを圧迫しないように測ります。
ワイシャツや医療目的の採寸では位置が異なる場合があるため、それぞれの指示を優先してください。
9. 手首
手の力を抜き、手首の骨の近くで最も細い部分を測ります。手首は体型変化が出にくく、時計やバンド選び、体格の参考として必要なときに測れば十分です。
誤差を減らす7ステップ
- 前回と近い時間帯を選ぶ。
- 自然に立ち、筋肉やお腹の力を抜く。
- 決めた位置を見つけてからメジャーを巻く。
- ねじれや傾きがないか確認する。
- 肌に沿わせるが、跡がつくほど締めない。
- 一度メジャーを外し、最初からもう一度測る。
- 2回の差が大きければ、位置を確認して3回目を測る。
メジャーを巻いたまま、前の数字に近づくよう調整するのは再測定ではありません。一度外して測り直すことで、位置のずれに気づけます。
よくある7つの測り間違い
- 毎回違う位置を測る:くびれ、へその位置、パンツのウエストは別の場所です。
- メジャーが斜めになる:正面は水平でも、背中側で上がっていることがあります。
- 強く締める:肌に食い込むと、実際より小さい数字になります。
- お腹をへこませる・胸を張る:見栄えのよい数値でも比較には使えません。
- 運動直後に測る:筋肉のパンプ、水分補給、発汗の影響を受けます。
- 厚さの違う服の上から測る:季節が変わると単純比較できません。
- 左右を入れ替える:右腕と左腕には元から差がある場合があります。
体のサイズは毎日測るべき?
毎日測る必要はありません。ダイエット中は1〜2週間に1回、筋トレや全身の体型変化は2〜4週間に1回が一つの目安です。
測定回数が多いほど正確になるとは限りません。食事、水分、トレーニング、月経周期による短期変動も増えて見えます。詳しくは体のサイズを測る頻度とベストな時間帯をご覧ください。
よくある質問
ウエストは息を吸って測る?吐いて測る?
自然に呼吸し、軽く息を吐き終えたところで読みます。限界まで吐き切ったり、お腹をへこませたりしないでください。
メジャーはどのくらい締める?
隙間なく肌に沿い、ずれない程度です。皮膚がへこんだり跡がついたりするほど締めません。
服の上からでも測れる?
おおよその確認なら可能です。長期比較では、肌に直接当てるか、毎回同じ程度の薄着で測ってください。
1cmの変化は本物?
1回だけなら、体の変化と測定誤差を区別できません。同じ条件で複数回、同じ方向が続くかを見ましょう。
ウエストと腹囲は違う?
日常会話ではほぼ同じ意味で使われますが、服飾、健康診断、体型記録で測定位置が違うことがあります。数値を比べる前に採寸方法を確認してください。
次回も同じ場所を測れることが大切
良い記録とは、1回だけ「完璧な数字」を出すことではありません。数週間後にも同じ方法を再現できる記録です。
Conturaは3Dモデル上に測定位置を示すので、数値を入力するときにメジャーを置く場所を確認できます。測り方が一定なら、後から見える差は測定方法ではなく、体に起きた変化として理解しやすくなります。
自分にも測定が必要か迷っている方は、体のサイズを記録すると役立つ5つのケースもお読みください。